小次郎と絵里奈 〜春風の使者〜
ドラマ版で話に深みを出した一番の要因は、いくつかの人間関係を非常に丁寧に、しかも切なく描いてくれたことだと思いますが、その中でも小次郎と絵里奈の交流は、ベタだけど心温まるものでした。 病弱だけど賢く、そして心優しい絵里奈ちゃん。 兄の武蔵や小次郎ばかりでなく、誰もをとりこにする魅力がありました。ホントに最強のヒロインだったなと、改めて実感。 絵里奈が亡くなるときの武蔵の慟哭 「おにいちゃんをひとりぼっちにしないでくれーーっ!」 という名台詞は、伝説の感動シーンとして語り継がれていますが、わたし的にはドラマ版で小次郎が「絵里奈、死ぬな!」って叫んだところのほうが、ジン…ときてしまった。 あの能天気キャラの小次郎のシリアスで悲しげな顔に、やられたーって感じです。 ドラマでは「春」を迎えられなかった絵里奈ちゃんですが、小次郎ならば、世界中の花を抱え、春風とともに、大きく開け放たれた窓からやってくるんじゃないかな、というイメージで描いてみました(^^) #武蔵兄ちゃんは、どちらかというとリボンをかけた立派な薔薇の花束抱えて、きちんとドアから入ってきそうだよな(笑) |
2008/04/09 |
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